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ムーディーズ、ソフトバンクGの見通しを「ネガティブ」に変更

格付け会社ムーディーズ・インベスターズ・サービスは金曜日、ソフトバンクグループの見通しを「審査中」から「ネガティブ」に修正した。

今回の見通しの修正は、ムーディーズが3月にソフトバンクをジャンクの領域に格下げした後、2倍の格下げを行ったことを意味している。

ソフトバンクは声明の中で、「ムーディーズには何の情報も提供していない」とし、「ムーディーズの意図が何であるかは不明」であり、「ムーディーズがどのような情報を使って評価を行っているのかは不明」だと反論した。

木曜日、ソフトバンクは、中国のアリババ・グループ・ホールディング・リミテッドの株式の一部を含む資産を売却することで350億米ドルを調達し、自社株買いや債務の返済に充てると発表した。

「主要な資産売却は発表されているが、取引の構造上の性質を考えると、現金収入のすべてがまだ受領されていないかもしれないし、負債の削減に充当されていないかもしれない」とムーディーズは述べた。

 

ムーディーズは続けて、「ソフトバンクが担保付き証拠金融資のような複雑な金融取引を好むのは、リスクと金融の複雑さに対する耐性が高まっていることを示している」と指摘。

同業他社のS&Pグローバル・レーティングスは今月初め、ソフトバンクの2.5兆円(325億シンガポールドル)の自社株買い計画(ハイテク投資が失敗した後、同社の株価を安定化させるために開始されたもの)について、「財務の健全性と信用力」に疑問を呈していると指摘した。

 

https://www.businesstimes.com.sg/garage/moodys-outlook-revision-reignites-softbank-spat

 

https://www.moodys.com/credit-ratings/--credit-rating-600017433?cy=jpn&lang=ja