顧客が離れ始める
シンガポールのライドシェアGrabは、Wirecardとパートナーシップをペンディングにした。グラブは、Wirecardの決済サービスを利用すると発表していたが、現在はまだ統合されていないという。フランスの通信キャリアOrangeは、Orange Bankのユニットのために新しい決済パートナーをまもなく配置する予定だという。
Wirecardの顧客の懸念は、暫定CEOのジェームズ・フレイズ氏がWirecardの経営を立て直せるかという点に注目している。Wirecardは、Mastercard、Visa、JCBとのライセンスを持っており、その銀行部門がクレジットカードを発行している。もしかするとWirecardは今回の不祥事でMastercard、Visa、JCB などのカード会社にライセンスを取り消すことになるかもしれない。特にVisaとMastercardがライセンスの取り消しとなった場合wirecardはライセンスなしでは何もできないに等しくなる。
同社のウェブサイトによると、31万3000人以上の法人顧客がいるという。同社によると、世界26カ国でデジタル決済のサービスを提供しているという。
Wirecardは同社からあるはずの2000億円以上の現金がなくなったと発表したあと、債権者と協議中で、全面的なリストラを検討している。
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ロンドンに拠点を置くネオバンクRevolutは、サービスの混乱を避けるため、代替の決済プロバイダーにシフトすることを決定した。