19億ユーロの現金が確認できないという監査会社の報告をうけて、Wirecardの最高経営責任者であるマーカス・ブラウンは辞任した。
DAX30にも組み入れられたドイツの決済会社の株価は、EYの監査役が現金残高に関して偽造した書類を提示されたと発表した後、2日間で80%も暴落した。
EYは金曜日に発表した規制当局の声明の中で、木曜日にドイツ取引所から入社したばかりの新任のチーフコンプライアンスオフィサー、ジェームズ・フリースが暫定CEOに就任したという。
Wirecardによると、同社の筆頭株主でもあるブラウン氏の辞任は、「監督委員会との相互合意の下で」決定されたという。
Wirecardはイギリスファイナンシャルタイムズ紙が会計不正疑惑を長年にわたり追求していた。
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