英国ファイナンシャルタイムズがドイツ銀行がワイヤーカード銀行(Wirecard Bank)救済に向け規制当局BaFinと協議中であると報じた。
FTによるとドイツの最大手金融機関ドイツ銀行が、いままでライバル企業とされていたWirecardの子会社Wirecard Bankの「金融支援」について規制当局や破産管財人、Wirecard Bankの経営委員会と協議しているという。
Wirecard は先週、以前に現金として報告していた約20億ユーロ(22億5000万ドル)はおそらく存在しなかったとし、そのあとすぐに、債務超過を申請した。同社は株主などからの訴訟の可能性に直面しており、前最高経営責任者のマーカス・ブラウンは逮捕された。同氏は現在は保釈されている。
親会社のワイヤーカードは破産手続きを申請したものの、子会社のワイヤーカード銀行は破産手続き中ではない。 Wirecard破産管財人のマイケル・ジャッフェ氏は水曜日、売却しようとしている資産が多数の投資家からの関心を集めていると述べ、ワイヤーカード銀行の買収には複数の候補がいるとを示唆した。よって誰がこの会社を最終的に救済するかは不明だ。
Deutsche Bank works on Wirecard Bank bailout