Wirecard の欧州および南北アメリカにおける中核事業は、長年にわたって赤字を計上していたという。ファイナンシャルタイムズが報じた。
Wirecardは先月、会計上の現金19億ユーロがおそらく「存在しない」ことを明らかにした後、債務超過に陥った。何年にもわたって、同社は高収益企業であることをアピールしてきた同社の転落はドイツのエンロン事件としてドイツ社会に衝撃を与えている。
フィナンシャル・タイムズが入手したKPMGの特別監査報告書の非公開付録によると、同社の中核事業であるヨーロッパでの決済処理とヨーロッパと北米でのクレジットカード発行を中心とした事業の業績が近年、赤字が拡大していたことを示していたという。
同資料によると同社の直轄事業が7400万ユーロの営業損失を出していたが、前年は300万ユーロの損失だった。
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