ドイツ銀行買い推奨を撤回へ
ドイツ銀行は金曜日に、Wirecard株への投資推奨の判断をとりさげると表明した。 ドイツ銀行は2019年5月以降、投資家にWirecard株の株を「買い」としていたが、ドイツ銀行がKPMGの特別監査報告書をレビューしたところ停止へと変更すると判断したという。同日に同社の株式は7.6%の下落で取引を終了した。4月28日にKPMGの報告書が発表されて以来、68億ユーロ以上の下落となる。
ドイツ銀行とWirecardの蜜月関係
ドイツ銀行は同社の最高経営責任者のマーカス・ブラウン氏にたいして大規模な融資を行なっており、2017年12月には、ブラウン氏の保有する同社の株式7%の一部を担保に、1億5,000万ユーロの融資を実行していたため、Wirecard社と一部利益相反の関係にあった。