中国銀行、ドイツのワイヤーカードへの与信枠終了を検討

北京市に本店を置く中華人民共和国第４位の商業銀行の中国銀行は、ドイツのワイヤーカードへの与信枠を終了することを検討している。これはWirecardの持続的な資金調達を困難にするかもしれない。

中国銀行は8000万ユーロ(9000万ドル)の債務の大半を帳消しにし、クレジットラインの延長を行わない可能性があると、関係者は述べた。中国銀行関係者は、Wirecardへの20億ドルの融資を行う15の商業銀行団の一員であり、損失を最小限に抑える方法を検討するために外部の法律チームを雇う予定であると、ブルームバーグ通信に証言した。
借り手がリボルビングクレジットの条件に違反した場合、貸し手は契約の更新を決定することができるが、その決定には通常、全会一致が必要であり、ある銀行が契約に署名することを拒否した場合、借り手はローン全体を返済しなければならない可能性がある。契約を延長することを拒否した銀行はまた、別の当事者にローンを売却しようとすることができる。

ほとんどの銀行は、債務不履行がバランスシートに与える潜在的な影響をよりよく評価するために、返済義務の延長に傾いている、とブルームバーグは以前に報じた。

しかしWirecardと債権者との間の交渉は進行中で、中国銀行が最終的な決定を下していないと関係者は語った。